オリオン座のベテルギウスに異変、超新星爆発の前兆か 天文学者

オリオン座のベテルギウスに異変、超新星爆発の前兆か 天文学者

オリオン座のベテルギウスが過去数カ月で急激に明るさを失っていることが観測された/ESA/Herschel/PACS/L. Decin et al.

オリオン座のベテルギウスが過去数カ月で急激に明るさを失っていることが観測された/ESA/Herschel/PACS/L. Decin et al.

(CNN) 冬の夜空に赤く輝くオリオン座のベテルギウスが、この数カ月間で急激にその明るさを失っているとする観測結果がこのほど発表された。天文学者らは超新星爆発を起こす前触れの可能性があると指摘している。

ベテルギウスに関する論文を今月8日に発表した米ビラノバ大学のエド・ガイナン教授は、CNNの取材に答え、ベテルギウスの明るさが10月以降著しく低下していると述べた。現在は通常時の2.5分の1程度の明るさで、夜空の星の中で23番目前後の順位に下がった。一時期は9番目に明るい星だったという。

ガイナン氏らのチームは、ベテルギウスを1980年から継続的に観測している。過去50年間でこれほど急激に暗くなったことはないため、何か尋常でない事態が起きようとしている可能性があると考えられる。

フランス政府は洗濯機にマイクロプラスティック対応フィルター設置を義務化

マイクロファイバーを摂取して体内で詰まった状態(白い円)のプランクトン

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プラスチック汚染:政府は洗濯機にフィルターを設置したいと考えています

毎日、私たちの洗濯機から大量のプラスチックのマイクロファイバーが逃げ出し、海に落ちます。政府は、これらの汚染物質を保持するためのフィルターの設置を製造業者に課したいと考えています。世界初です。

フランスで毎年販売される300万台のマシンに関する規定

世界的に見て、私たちの洗濯機からのこの廃棄  物は、海洋にある950万トンのプラスチック廃棄物の15〜31%に相当します。この汚染を抑えるために、政府は、メーカーに、すすぎ水の微粒子を保持する特定のフィルターを洗濯機に組み込むように強制したいと考えています。フランスで毎年販売される約300万台のマシンに関係する規定。メーカーは現在、このソリューションを見つけるために5年を持っています。法律は2025年1月1日に適用されます。

Pollution plastique : le gouvernement veut imposer l’installation d’un filtre sur les machines à laver

Chaque jour, des tonnes de microfibres plastiques s’échappent de nos machines à laver et finissent dans les océans. Le gouvernement veut imposer aux fabricants l’installation de filtres pour retenir ces polluants. C’est une première mondiale.

À chaque lavage, l’eau évacuée par nos machines à laver charrie de très fines particules issues du linge synthétique. Ces microparticules déversées se retrouvent immanquablement dans les océans. Une récente expédition scientifique chinoise en a donné la preuve. En filtrant l’eau récupérée dans l’Antarctique, les scientifiques ont observé au microscope des fibres synthétiques provenant de nos vêtements.

Une disposition qui concernerait 3 millions de machines vendues chaque année en France

À l’échelle planétaire, ces déchets issus de nos lave-linge représentent 15 à 31% des 9,5 millions de tonnes de déchets plastiques dans les océans. Pour freiner cette pollution, le gouvernement veut imposer aux fabricants d’intégrer dans leurs lave-linge un filtre spécifique qui retiendrait les microparticules des eaux de rinçage. Une disposition qui concernerait près de 3 millions de machines vendues chaque année en France. Les fabricants ont désormais cinq ans pour trouver cette solution. La loi sera applicable le 1er janvier 2025.

南極大陸で記録的な高温(20.7°C)を観測 2020/02/09

南極大陸で記録的な高温が観測された(18.3°C)
世界気象機関(World Meteological Organization、以下「WMO」)は7日、南極大陸で記録的な高温が観測された可能性があると発表しました。なぜこのような現象が起こったのか、動画で詳しく解説します。

南極大陸で記録的な高温が観測

環境汚染でイルカの母乳がほとんど毒に 2019年12月3日(火)18時20分

環境汚染でイルカの母乳がほとんど毒に

Harbor Porpoises Ingest So Much Poison Their Milk Is Toxic to Their Calves

2019年12月3日(火)18時20分
ロージー・マッコール
https://www.newsweek.com/

中国江西省のハ陽湖で研究者が調査目的で捕まえたネズミイルカ科のスナメリ。環境汚染で絶滅が危惧されている(2015年) REUTERS

<滋養がたっぷり必要な子どもに、体内でいちばん強い毒を出してしまう母親という痛烈な自然の皮肉>

近海に生息するネズミイルカは、あまりに多くの有毒物質を体内に摂り込んだ結果、母乳も有毒になっていると、「環境科学」に論文を発表した研究者は警告した。

小型のイルカ、ネズミイルカの体内にあるポリ塩化ビフェニル(PCB)を調べた研究で、ネズミイルカの子どもの体内にあるPCBは、母親の体内にあるPCBより毒性が強いことがわかった。これは、母親の解毒メカニズムが無意識にいちばん強い毒を母乳と一緒に体外に排出しようとするせいだと、主執筆者の英ブルネル大学のロージー・ウィリアムスはいう。

PCBは1920年代に登場し、電気製品や塗料などに使われた。1980年前後に世界中に禁止されたが、環境中からは今も消えることなく、野生動物を傷つけ続けている。

廃水と共に海に流れ込んだPCBは、海の食物連鎖に入り込む。PCBを摂り込んだ小魚をより大きい魚が食べ、その魚をイルカが食べるといった具合に食物連鎖の上にいけばいくほど、PCBの濃度は高くなる。そしてネズミイルカでは、それが母乳を通じて子に受け継がれている。

その毒は、イルカの神経発達を阻害し、免疫や繁殖に悪影響を及ぼしかねない。

一方、PCB濃度が生涯で最も高くなるのはオスだ。メスと違い、子どもに毒を押し付けることができないからだ。

「悲劇的な皮肉だ」、とウィリアムズは言う。環境中のPCBは徐々に減り始めているが、動物への悪影響はまだ続く。

ホッキョクグマの体に落書きか 行く末案じる声も

ホッキョクグマの体に落書きか 行く末案じる声も

CNN 12/5(木) 9:34配信

CNN.co.jp

(CNN) ロシアの雪原を歩くホッキョクグマの背中に、旧ソ連軍の主力戦車を示す「T34」の文字が――。ソーシャルメディア上で共有された動画に胸を痛め、クマの行く末を案じる声が上がっている。

【映像】ホッキョクグマに落書き 狩りに影響も

クマの動画は今月1日、世界自然保護基金(WWF)ロシア支部の職員、セルゲイ・カーブリ氏がフェイスブックに投稿した。白い体に、スプレー塗料を吹き付けたように黒々と、大きな文字が書かれている。

カーブリ氏はコメントの中で、動画はロシア極東チュクチ自治管区の先住民からメッセンジャーアプリ「ワッツアップ」を通して入手したと説明しているが、撮影地は明らかでない。

ホッキョクグマの白い体は雪の上で保護色となり、狩りには都合が良いと考えられている。しかしこのクマは文字が目立ってしまい、狩りがしにくくなるのではないかと、カーブリ氏は心配する。

ロシア科学アカデミーの研究者も国営RIAノーボスチ通信に、黒い塗料はいずれ落ちる可能性が高いとはいえ、それまでの間はえさを取るのが難しくなるかもしれないと指摘した。

文字が書かれた理由は不明だが、カーブリ氏は何者かのいたずらとの見方を示す。

ホッキョクグマは近年、気候変動の影響による海氷の縮小で十分なえさを見つけられず、長距離を移動するようになってきた。北極圏にあるロシアのノバヤゼムリャ島には今年2月、50頭以上のホッキョクグマが押し寄せ、当局が非常事態宣言を出す事態となった。

気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)日本は?

日本に再び「化石賞」小泉環境相の演説受け 国際NGO

「COP25」での小泉環境大臣の演説を受けて、国際NGOのグループは温暖化対策に消極的な国に贈る「化石賞」に再び日本を選びました。

「化石賞」は世界各地のおよそ1300の環境NGOでつくるグループが、COPの会期中、温暖化対策に消極的だと判断した国や地域をほぼ毎日選び、皮肉をこめて贈っています。

11日の「化石賞」には日本とブラジルが選ばれました。

日本を選んだ理由について閣僚級会合で小泉大臣が行った演説で、石炭火力発電からの脱却や温室効果ガスの削減目標を引き上げる意思を示さなかったためとしています。

今回のCOPで日本が「化石賞」に選ばれるのは2回目です。

会場にいたアメリカのNGOの男性は「日本に対する期待の高さの表れだと思います。来年は東京オリンピックもあるので、石炭関連産業への支援をやめ国際的なリーダーシップを示してほしいです」と話していました。

小泉大臣は「驚きはない。受賞理由を聞いて私が演説で発信した効果だと思った。的確に国際社会に発信できていると思う」と話していました。

日本に「化石賞」 国際NGO

COP25の会場で開かれた「化石賞」の発表イベント(3日、マドリード)=共同

COP25の会場で開かれた「化石賞」の発表イベント(3日、マドリード)=共同

【マドリード=共同】世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」は3日、地球温暖化対策に後ろ向きな姿勢を示した国に贈る「化石賞」に日本など3カ国を選んだと発表した。日本は、梶山弘志経済産業相が同日の閣議後記者会見で、二酸化炭素(CO2)の排出が特に多く、温暖化を悪化させる石炭火力発電の利用を続ける政府方針を改めて示したのが理由。

スペイン・マドリードでの気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の会場で発表した。同ネットワークは、世界は脱石炭にかじを切りつつあると指摘し、日本の方針は「パリ協定を軽視し、地球を破壊して人々を危険にさらすものだ」と厳しく批判した。

化石賞は会期中にほぼ毎日発表される。3日が最初の発表で日本は不名誉な出だしとなった。

梶山氏は記者会見で「国内も含めて石炭火力発電、化石燃料を使う発電所は選択肢として残しておきたい」などと発言した。

温暖化は加速しており、対策を大幅に強化しなければ異常気象の頻発など深刻な被害が生じるとみられている。石炭火力発電への風当たりは強く、国連は先月の報告書で日本に対し、新設をやめ、既存のものは段階的に廃止するよう促した。

ほかに受賞したのはブラジルとオーストラリアで、大規模な森林火災への対応の悪さを指摘された。

日本経済新聞電子版より

異常気象 豪雨や猛暑の日本が世界で最悪の被害 独の環境NGO

ドイツの環境NGOは、去年1年間に異常気象で世界で最も深刻な被害を受けたのは、記録的な豪雨や猛暑に見舞われた日本だったとする分析を発表し、温暖化対策の強化を呼びかけました。

熱波や干ばつ、洪水などによる世界各国の被害を分析しているドイツの環境NGOは4日、スペインで開かれている国連の会議、COP25で記者会見を行い、去年1年間で異常気象による最も深刻な被害を受けた国は日本だったと発表しました。

死者数や経済的な損失などをもとに行ったということで、西日本を中心に広い範囲で大きな被害が出た西日本豪雨や、「非常に強い」勢力を維持したまま上陸した台風21号、そして埼玉県熊谷市で41.1度と観測史上、国内で最も高い気温を記録するなど猛暑に見舞われたことを理由にあげています。

環境NGOは「同じ年に複数の極めて異例な気象災害に見舞われるのは地球温暖化の影響を抜きには考えにくい」としています。

そのうえで、世界全体では過去20年に異常気象によって50万人近くが亡くなり、経済的な損失は日本円で385兆円を超えるとして、温暖化の被害を抑える対策を強化するよう呼びかけました。

NHK NEWS WEBより

人間が日常生活で飲み込むプラスチック、週にカード1枚分2019.06.12

人間が日常生活で飲み込むプラスチック、週にカード1枚分 豪研究

微小なプラスチック片を週に5グラム、クレジットカード1枚分摂取しているとの研究結果が出た。平均で飲み水から1769粒、貝類から182粒飲み込むという

微小なプラスチック片を週に5グラム、クレジットカード1枚分摂取しているとの研究結果が出た。平均で飲み水から1769粒、貝類から182粒飲み込むという

(CNN) 人間が日常生活の中で体内に取り込む微小なプラスチック片は1週間当たり5グラム、クレジットカード1枚分に相当するとの研究結果が発表された。

「マイクロプラスチック」と呼ばれる5ミリ以下の小さな粒子は、食べ物や飲み水、大気中に含まれている。オーストラリア・ニューカッスル大学のチームが発表した研究によると、世界各地で1人が1週間に取り込むのは2000粒前後だという。

その元になっているのは洋服の化学繊維や歯磨き粉のマイクロビーズ、風雨にさらされて粉々になったプラスチックごみなどさまざま。川や海に流れ出すと、魚のえさに紛れて食物連鎖に組み込まれる。

研究チームが過去の研究52件を分析した結果、人間が取り込むマイクロプラスチックの中で最も多いのは飲み水が由来で、週に1769粒にも上ることが分かった。ボトル入りの水でも水道水でも同じことだという。

ただし地域差は大きいとされ、昨年の研究では米国とインドの水道水から欧州やインドネシアの2倍に当たるマイクロプラスチックが検出された。

2番目に多いのは貝類で、1人が毎週182粒、0.5グラム相当を飲み込んでいる計算だ。貝が水中のマイクロプラスチックを飲み込み、人間はそれを消化器官も含めて丸ごと食べるからだと考えられる。

チームによると、大気から吸い込む量は通常無視できる程度だが、環境によって大きく違うという。

人体に取り込まれたマイクロプラスチックが健康にどのような影響を及ぼすかは、今のところ詳しく分かっていない。

プラスチック製ティーバッグ、100億超のマイクロプラスチックが紅茶の中に2019年09月27日

プラスチック製ティーバッグ
100億超のマイクロプラスチックが紅茶の中に
カナダの研究チーム

A cup of teaImage copyrightGETTY CREATIVE STOCK

高級な紅茶に使われているプラスチック製ティーバッグから、何十億もの「マイクロプラスチック」が放出される可能性がある――。環境と技術の米学術誌「Environmental Science and Technology」に発表された最新の研究結果で明らかになった。

一般的なティーバッグのほとんどは紙製だが、一部の高級ブランドはプラスチック製のものに移行している。

そこでカナダ東部ケベック州モントリオールのマギル大学の研究チームは、プラスチック製のティーバックに入った、一般に流通している紅茶4種類を使い、実験を行った。

研究者は、紅茶を抽出する時と同様に、茶葉を取り除いた空っぽのティーバッグを95度のお湯の中に入れた。

すると、ティーバッグ1袋あたり、約116億のマイクロプラスチックと、31億のナノプラスチック(マイクロプラスチックより千倍小さい粒子)がお湯の中に放出されていることが分かった。こうした粒子は肉眼ではまったく確認できない。

「ティーバッグから放出された粒子」の量は、過去の研究で明らかになった、食品に含まれる量よりも桁違いに多い」という。

研究チームは、マイクロプラスチックによる健康への影響について研究を続けるよう呼びかけている。

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マイクロプラスチックとは、長さ5ミリ以下のプラスチック片のことで、世界中の河川や湖、水道水やボトル入り飲料水、一部の食品への混入が確認されている。

世界保健機関(WHO)は先月22日、マイクロプラスチックが混入した飲料水について、現状の検出レベルでは健康リスクはないとする報告書を公表した。

一方でWHOは、この研究結果は「限られた情報」に基づくもので、より大規模な研究を行う必要があるとしている。

北極の雪や空気中から「マイクロプラスチック」、住民が吸い込んでいる可能性も

ほかの研究で明らかになった、ボトル入り飲料水などに含まれるマイクロプラスチック量と比較して、今回ティーバッグから放出された量の多さに驚いたと、研究者のローラ・ヘルナンデス氏は言う。

過去の研究結果との不一致について、ヘルナンデス氏は、今回の研究では髪の毛1本の厚さ程度のマイクロプラスチックと、それよりも小さいナノプラスチックの両方を対象にしたことや、プラスチック製のティーバッグを常温の水ではなく「熱湯に直にさらした」ことが影響したのかもしれないとしている。

ヘルナンデス氏は、この研究結果は、プラスチック消費の削減に気を配っているような消費者にとって、自分たちが何を購入しているのかを自覚する機会になると指摘した。

「紅茶をプラスチックで包装する必要は本当にない。結局のところ、使い捨てのプラスチックごみになるのだから。あなた方がプラスチックを体内に取り込むことになるだけでなく、環境に負荷をかけることにもつながる」

(英語記事 Premium teabags ‘leak billions of microplastics’

You have stolen my dreams and my … – CNN on Twitter 2019/9/23

国連演説のグレタさんに「病んでる」米TV局が謝罪

原学思 

 スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)が23日にニューヨークの国連本部で行った演説は大きな反響を呼んだ。一方、米政治評論家が、グレタさんを侮辱するような発言をし、起用したテレビ局は謝罪に追い込まれた。

この評論家はマイケル・ノウルズ氏。グレタさんの演説後、トランプ氏に近いテレビ局として知られる米FOXの番組にコメンテーターとして登場し、グレタさんについて、「精神的に病んでいる。両親や国際的な左翼に利用されている」などと述べた。

番組に出ていた別のコメンテーターから「子どもを攻撃するな。恥を知れ」と言われると、「子どもを攻撃してるんじゃなくて、精神的に病んでいる子どもを利用している左翼を攻撃してるんだ」と弁明した。

FOXはこの発言を受け、「ノウルズ氏のコメントは不見識なものでした」と謝罪。米メディアによると、今後は番組に出演させない方針という。